Blue Prism 6.2:2018年2月

お知らせ

データベースの変更

このリリースはBlue Prismデータベースのバージョン233を必要とします。

ログインエージェント

このリリースのBlue Prismで提供されるログインエージェントのバージョンは、Blue Prism 5.0.33で提供されるバージョンと同じ機能を持っています。

重要なお知らせ

なし。

認証

このリリースは、第三者のアプリケーションセキュリティ組織であるVeracodeによって、次の標準に準拠していることが確認されています。

静的コード解析

VL4.Veracodeスコア:100/100. 詳細情報

PCI DSS

PCI DSSバージョン3.2準拠(セクション6.1、6.3.2、6.5、6.6、11.3.2)

PCI PA-DSS

PCI PA-DSSバージョン3.2のセクション5.1.4、5.2、7.1.1、7.1.2、7.1.3。

OWASP

詳細情報

SANS Top 25

詳細情報

CERTセキュアコーディング

詳細情報

コンプライアンスハイライトサマリーレポートを入手するには、製品サポートにリクエストしてください。

機能強化

このバージョンのBlue Prismには、次の新機能と機能強化が導入されています。

変更の説明

参考資料

このバージョンのBlue Prismは、Office 2016エディションのExcelおよびWordでの使用が認定されています。リリース時点では、Office 365を使用するときにローカルインストールとして提供されるバージョンがOffice 2016です。

us-1334
us-1335

UIAのネイティブサポートが、オブジェクトスタジオでアプリケーションモデルを作成する際に使用できる、専用のスパイモードおよびアプリケーションナビゲーターとともに導入されました。
UIAアプリケーションナビゲーターでは、対象アプリケーション内で利用可能な自動化要素を3つのツリービュー(未加工、コントロール、コンテンツ)で表示できます。詳細は、降順で画面に表示されます。

  • 未加工]には、アプリケーションのネイティブなプログラム構造に厳密に従っている自動化要素の完全なツリーが表示されます。これは最も詳細なビューになります。
  • コントロール]には、ユーザーに情報を表示したり、ユーザーによるアクションの実行を可能にしたりする要素が表示されます。
  • コンテンツ]ビューにはキーボードフォーカスを受け取るUI要素を含む、ユーザーインターフェイス内の情報を伝達する要素が含まれています。

UIAでは、自動化を作成する際の速度、精度、耐障害性が、アクティブアクセシビリティ(AA)よりも向上しています。AAは引き続きスパイモードとしてサポートされます。

ep-19

コマンドラインを介してリリースをインポートできるようになりました。プログラムでインポートされたリリースは、環境へのインポートの競合を解決するために事前構成されたデフォルトを使用します。この機能は、Blue Prismのアドバンストユーザー向けです。

us-1505

これまで環境で使用されていなかった例外タイプがプロセスやオブジェクトに含まれている場合に、自動化設計の検証で警告やエラーを設定できるようになりました。これにより、事前に決められた例外タイプのみを使用するように、機能を昇格させることができます。この機能を使う場合は、次の点を考慮する必要があります。

  • 現在環境で使用されている例外のリストは、ビジネスオブジェクトをスキャン(またはプロセスをスキャン)アクションが実行された後にのみ生成されます。
  • オブジェクトおよびプロセスで現在使用またはインポートされている例外タイプは、許可されている例外の検証済みリストに自動的に追加されます。

us-1194

アーカイブ中に発生する可能性があるデータベースロックを解除するための新しい機能が提供されました。[システム]パネル内の[アーカイブ]画面から[アーカイブロック解除]を選択すると、ロックを解除できます。選択すると、データベースのロックが解除され、監査エントリが作成されます。

リソースの最初の初期化の際にアーカイブロックが設定されていると、リソースが自動的にロックの解除を試みます。

us-909

セキュリティ - 認証情報を管理の許可を持つユーザーが、2つの追加のAutomateCコマンドラインアクション(/createcredentialと/updatecredential)を使用して、認証情報を作成および更新できるようになりました。デフォルトでは、新しい認証情報は[すべてのプロセス]、[すべてのリソース]、[すべてのセキュリティの役割]の許可で作成されます。既存の認証情報プロパティの値は、/setcredentialpropertyアクションを使用して設定、更新することもできます。

us-1663

プロセスとオブジェクトをWebサービスとして公開する際のいくつかのオプションが追加されました。

  • ユーザーインターフェイス、および/forcedoclitencodingスイッチを使用したコマンドラインを介してWebサービスを公開する際に、ドキュメント/値定数エンコーディングを強制できるようになりました。これにより、すべてのアクション(初期化とクリーンアップを含む)が、指定したフォーマットを使用するように強制されます。この強制が選択されていない場合、初期化とクリーンアップのアクションはRPCエンコードを使用し、カスタムアクションのエンコードは、コレクションデータ型が入力パラメーターまたは出力パラメーターのいずれに定義されているかに基づいて決定されます。
  • サービスのWSDL内に表示されるWebサービスアドレスの場所を、オーバーライドアドレスで任意に設定できるようになりました。このオプションは、ランタイムリソースの起動時に/wslocationprefixコマンドラインスイッチを使用して構成されます。場所が設定されていない場合、リソースは、システム設定の設定に従って、マシンの(短い)名前またはFQDNのいずれかによって引き続き処理されます。リソースのWebサービスアドレスの場所を、オプションの/wslocationprefixコマンドラインスイッチで指定できるようになりました。場所が設定されていない場合、リソースはマシンの(短い)名前またはFQDNのいずれかによって引き続き処理されます。
  • Webサービスとして公開されているプロセスまたはオブジェクトを呼び出すときに、シンプルなタイプの出力に空のXML名前空間(xmlns="")が含まれないようになりました。後方互換性のために、プロセスまたはオブジェクトを始めて公開する際に、ユーザーは、RPCエンコードを使用するプロセスまたはオブジェクトで引き続き従来の名前空間を使用するように指定できます。

us-1499
us-1350
bg-1034

/resourcepcコマンドに追加の/nohttpスイッチを適用することによって、ランタイムリソースがHTTPエンドポイントを開始しないように指定できるようになりました。このオプションは、Webサービスを公開するためのリソースが不要で、HTTPインターフェイスでリソースをコントロールする必要がない場合にのみ使用してください。設定すると、リソースへのHTTPリクエストは有効なHTTPレスポンスを取得しなくなります。

us-1500

追加のダッシュボードタイル(ライセンス情報)が提供されました。これは、同時使用セッション、パブリッシュされたプロセス、リソースのライセンスの使用権と使用状況を測定して表示します。デプロイメントライセンスに関連するデータのみが表示されます。

us-1491

主にSplunk統合をサポートするために提供されるランタイムリソースHTTPエンドポイントロギング機能が拡張され、基本的なHTTP認証が可能になりました。これはトークンベースの認証に追加されたものです。

us-1480

監査ログやセッションログをダウンロードまたはエクスポートすると、監査ログエントリが作成されるようになりました。

us-1063
us-1064

修正とマイナーな改良

このバージョンでは、次のような修正とマイナーな改良が加えられました。

変更の説明

参考資料

デザイナー内でオブジェクトやプロセスを開いたり、プロセス/オブジェクトスタジオでツリービューを操作したりする場合など、環境内に多数のオブジェクトやプロセスが存在するときの複数の画面とコントロールの応答性が向上しました。新しい読み込みモーダルも導入されました。

us-1608

プロセス/オブジェクトスタジオの最大実行速度がコントロールルームに相当する実行速度になるように増加されました。この変更の一部として、オブジェクトとプロセスが最大速度で実行されているときにステージが強調表示されなくなりました。

us-807

ランタイムリソースの起動手順でSSLCert値内の無効な文字が無視されるようになり、証明書ストアから拇印をコピーするとBlue Prism内で証明書エラーが報告されるという問題が解決されました。無効な文字が見つかった場合は、ローカルデバイスのイベントログに警告が書き込まれます。

bg-971

ユーザーアカウントがインタラクティブクライアントからサインアウトされると、Blue Prismライセンスがメモリからアンロードされるようになりました。これにより、環境を切り替えることによってそのユーザーに誤ったライセンス割り当てが報告されるという問題が解決されます。

bg-1073

使用可能な操作ウィンドウより長い実行間隔がスケジュールに構成されている場合に、無限ループが発生しなくなりました。

bg-440

稼働日が定義されていないカレンダーで次回のスケジュールされた実行時間を決定する際に、無限ループが発生しなくなりました。

bg-1150

カレンダーとスケジュールを含む大きなリリースをアプリケーションサーバー接続経由でインポートすると失敗するという問題が解決されました。

bg-1042

ロック解除ウィザードで、WCF接続モードを使用するアプリケーションサーバー接続を介して、失敗したプロセスを正常にロック解除できるようになりました。

bg-1168

監査ログの[から]エントリと[へ]エントリが正しく表示され、監査ログビューアーに表示されるときにUTCから現地時間に変換されるようになりました(情報が表示中のユーザーの現地時間で表示される)。これにより、監査ログビューアーで表示したときにログエントリが異なる日にまたがって誤って表示されるという問題が解決されました。

bg-1174

Blue Prismインストーラーは、続行前に、デバイスに.NET 4.7がインストールされていることを正しく確認するようになりました。

us-1689

画像位置の上下のパディングが0に設定されている場合でも、実行時に画像領域が正しく検出されるようになりました。以前は、パディングが0より大きい値に設定されていない場合は、領域を正しく見つけることができませんでした。

bg-1020

サーフェスオートメーション技術を使用してプロセスオートメーションを作成するときに、領域エディターの相対配置の場所検索メソッドでリスト領域を使用できるようになりました。

bg-1019

要素の一致の値が32,000文字に制限されるようになりました。これにより、アクティブアクセシビリティのスパイモードを使用してアプリケーション要素をキャプチャするときにUIがクラッシュするのを防ぎます。

bg-1084

廃止リソースを認証情報に割り当てることができなくなりました。現在関連付けられている認証情報を編集する際は、廃止リソースが引き続き表示されます。

bg-1179

スケジュール起動パラメーターは、対応する[作成]および「スケジュールを編集」のアクセス許可を持つユーザーのみが作成および編集できるようになりました。

bg-947

リストビューを使用してセッションログを表示すると、データが正しく表示されないという問題が解決されました。

bg-1027

グループ構造内のオブジェクトを名前で検索するときに、グループ名が無視されるようになりました。この変更以前は、所属するグループと同じ名前を持つオブジェクトをプロセス/オブジェクトで呼び出すと、[アクション]ドロップダウンに[アクションがありません]のエラーが表示されていました。

bg-1071

プロセスアラートを設定する際に、Webサービスとして公開されているプロセスが非表示にならなくなりました。

bg-1196

ログインエージェント

このBlue Prismリリースが利用可能になった時点における最新バージョンのログインエージェントのインストーラーは、Blue Prismインストール場所のインストーラーフォルダー内にあります。

Blue Prismのこのリリースで提供されるログインエージェントのバージョンは、Blue Prism 5.0.33およびBlue Prism 6のこれまでの全バージョンで提供されるバージョンと同じ機能を持っています。

修正とマイナーな改良

このバージョンのBlue Prismに適用される変更はありません。

ログインエージェントのサンプルプロセスとビジュアルビジネスオブジェクトの更新

このバージョンのBlue Prismに適用される変更はありません。

ビジュアルビジネスオブジェクトの更新

Blue Prismリリースには多数のビジュアルビジネスオブジェクト(VBO)が用意されていますが、変更は特定のVBOが明示的にインポートされた場合にのみ適用されます。

これらのVBOを使用する場合は、動作の変更との互換性を確認するために、インポート後に再検証する必要があります。

オブジェクト - MS Excel

変更の説明

参考資料

VBOは、Office 2016エディションのExcelで認定されています。

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オブジェクト - MS Word

変更の説明

参考資料

VBOは、Office 2016エディションのWordで認定されています。

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ユーティリティ - JSON

変更の説明

参考資料

VBOの編集時にコンパイラエラーメッセージが表示されなくなりました。

bg-1056

ユーティリティ - コレクションを分割

変更の説明

参考資料

コレクションを分割アクションで、ソースコレクションの1列のデータを複数のターゲットコレクションに正しく分割できないという問題が解決されました。

bg-1096